【2022年5月最新版】香港入境・隔離体験記

香港の夜景 香港
香港の夜景

4月に入って、ようやくオミクロン株の拡散・第5波も落ち着き、規制が緩和されてきた香港。
香港居民に限らず、観光目的での渡航者の受け入れも開始しました。

ワクチンの接種完了済みであること・入境48時間前のPCRテスト陰性証明の提出、隔離ホテルの確保などが必要になりますが、観光での滞在が可能になったことは、旅行の機会を待ち望んでいた人にとっては、嬉しいニュースだったのではないでしょうか。

とはいえ、既に隔離措置を解除している国も多くある中、自己負担で7日間もホテル隔離しなければいけないというのは、なかなかのハードル。

入境時の対応や、隔離中の生活はどのようなものか実態を記録しました。

※本記事の内容は2022年5月現在の情報です。
最新の入境制限については以下リンクを参照ください。

香港政府ウェブサイト(COVID-19 Thematic Website)|Inbound Travel
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/inbound-travel.html

在香港日本国総領事館|香港入境について
https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/entry_procedures.html#hk

香港入境から隔離ホテルまで

香港に到着し、飛行機から降りた後の流れは以下の通りです。

  1. 健康申告書QRコードの読み込み
  2. 隔離命令書の発行・隔離の案内
  3. PCR・抗原検査
  4. (預け荷物ピックアップ)
  5. 隔離ホテル行きバス待ち

私が前回日本から入境した際(2021年1月)の流れに比べるととてもスムーズで、飛行機到着から空港を出るまでは2時間くらいで済みました。

前回と大きく違ったところは、アプリのインストールやGPSリストバンドの装着をしなくていいことと、PCR検査の結果を待たなくていいことです。
前回は検査の結果待ちだけで3時間ほど待たされ、全体でも4時間はかかっていたので、この時間の短縮はかなり大きかったです。

隔離期間中の過ごし方

ホテルに到着し、案内された部屋へ入室するとその後は隔離が終わるまで一歩も外には出られません。

ドアを開けるのも、日に3回届けられる食事をピックアップする時やゴミの回収時、5日目に行われるPCR検査の時のみ。

部屋の外には監視カメラが設置されており、部屋から出ると通報されることになっているようです。
その場合は、禁固6か月もしくは2万5千香港ドルの罰金が課せられます。

体温測定・抗原検査

ホテル隔離中の7日間は毎日、体温測定を午前と午後に1回ずつと、抗原検査を10〜11時の間に1回行い、記録しなければなりませんでした。

体温計は空港で、検査キットはホテルでそれぞれ渡されるので、記載されている内容に従って、毎日自主的に行いました。
ここでもし体調の異常や、陽性反応が出た場合はすぐに申告しなければなりません。

PCR検査

ホテル隔離中、5日目にはPCR検査がありました。
午前10時頃に部屋の前に検査のスタッフがやってきて、部屋の入り口で検体を回収し数分で終了します。
検査結果は数時間後、事前に登録している携帯電話へSMSで報告されます。

尚、ホテル隔離終了後も9日目の12日目に政府の検査施設(もしくは自己負担でクリニック・病院)でPCR検査を受ける必要があり、この検査を受けなければ罰金となる場合もあるので、注意が必要です。

検査施設の予約は以下ウェブサイトから可能となっています。
Community Testing Centre – Booking System –
https://booking.communitytest.gov.hk/form/index.jspd

食事

届けられる食事のクオリティはホテルによって異なるようですが、今回私が滞在したRamada(Best Western系列)や、その他ビジネスホテルレベルのホテルでは以下のような食事がメインでした。

朝食

  • パン
  • ゆで卵
  • ソーセージ等加工肉
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隔離時の食事1
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隔離時の食事2

昼食・夕食

  • パスタ・ご飯
  • 肉もしくは魚(照り焼き、醤油系もしくはクリーム系の味付け)
  • 茹でた野菜(主に白菜、人参、じゃがいもなど)
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隔離時の食事3
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隔離時の食事4

残念ながら、お世辞にも美味しいとはいえるものではありませんでした。

そのため、私はデリバリーなども活用してみましたが、ホテルのスタッフが部屋まで届ける必要があるため、ホテルに配達されてから部屋に届くまでは、少し時間がかかるようでした。

隔離ホテルの相場とは?

隔離ホテルは、政府が指定したホテルのみとなっており、その相場は、一泊600香港ドル前後のビジネスホテルから、Marriott Hotel等だと2,000香港ドルとなっています。(更にランクを上げてスイートルームの予約も可能)
リストは数ヶ月に一度アップデートされ、時期によっては予約が取りづらい場合もあるため、その都度確認し、またなるべく早めに確保しておく必要があります。

政府指定隔離ホテルリスト
Designated Hotels for Quarantine

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まとめ

21日間の隔離も経験した私にとっては、7日間は正直それほど辛いものではありませんでした。
隔離がないに越したことはありませんが、まだ香港では規制の完全な解除の目処が立っていないということも考えると、予算や時期などを慎重に検討した上で、旅行を計画してみるのも良いのではないでしょうか。

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